Groovy上で動作するウェブアプリケーションフレームワーク「Grails 0.6」が8月31日にリリースされたが、開発者のGraeme Rocher氏は、は自身のブログ上で「Grails 0.6のリリースで、GrailsはRailsからさらに遠ざかった」と述べている。
Grailsは、もともとはRuby on Railsを意識して開発されたフレームワークだった。しかし、Spring Web Flowとの統合や、Springのスコープのサポートがなされた結果、JBoss Seamと同じようなリッチな「カンバセーション」をサポートしたとしている。
その中心となるのは、Web Flowを記述するために作成したGroovy Builderである。Web Flowプロジェクトで現在用いられているXMLよりも、表現力豊かな記述が可能になっている。また、Web Flowは状態遷移を管理し、Hibernateを組み込んでカンバセーションがアトミックになるようにしている。
Grails 0.6では、ほかにもさまざまな機能が追加されている。